生活の豆知識

MPパウダーを塗ればカビは発生しないの?

カビの発育する条件は、以下の4項目に大別され、1項目でも欠けると発生しません。
4項目のうち①~③までは、通常の家庭環境下では防ぎようがないといえます。
ここで④の項目について注目したいと思います。
ここでは、水分と湿度と別々の項目を表しております。ここで極めて重要なポイントといえるでしょう。

①栄養:でんぷん、糖分を好むが、それ以外でも大概のものを栄養にできる。
②酸素:極めて少ない量でも、酸素があれば育成できる。
③温度:25℃~35℃が最適な温度環境であるが、種類によっては0~45℃の間で発育できる。
④水分・湿度:カビの増殖は相対湿度が80%以上が最適であるが、低湿度でも増殖できるカビもいる。相対湿度50%程度ではカビは増殖しない。カビは水分(自由水)がなければ発育(発生)できない。

【水分と湿度の違い】
湿度 → カビの増殖条件 → 調湿により抑制できる。
水分 → カビの発育(発生)条件 → MPパウダー混練時の余剰水(自由水)、結露水

MPパウダーが、カビ、ダニを防止するといっているのは、湿度(湿気)の話になります。
湿度(湿気)をコントロールすることにより、結露(水分の発生)を起こさないようにし、その結果、カビの発育(発生)を防止するということです。
また、おなじく湿度(湿気)のコントロールにより、カビの増殖を抑制するということにもなります。

次に水分についてですが、例えばMPパウダーが施工後、乾燥に時間がかかり水分を保持している時間が長すぎた場合や、湿度(湿気)が多すぎるため、コントロールしきれずに結露をおこしてしまった場合、さらにはなんらかの原因で水漏れがあり、その水分を吸収してしまった場合に、カビが発生(発育)することがあります。

湿気が多いからカビを発生するという話を聞くことがありますが、MPパウダーが1度、水分(自由水)の無い状態になれば、たとえ90%の湿度が続いてもカビが発生することはありません。
『湿気が多いからカビが生えた』ということを正確に言うと、『湿気が多いために部分的結露をおこし易い場所ができ(相対湿度が高ければ高いほど恣意佐奈温度差で結露が起きる)、結露水がMPパウダーの処理できる量を超えたため、カビが発生した』ということになります。

この様な事によりMPパウダーを塗ったからカビが発生しないとは限りません。

【水分について】
上記した『自由水』の他に、『束縛水』というものがあります。
自由水:その名のとおり自由に移動できる水のことで、生物であるカビなどは、この水に溶け込んだ栄養分を取り込むことができる。
(例)結露水(湿気ではなく水滴となったもの)
木材に含まれている水で、含水率が約30%以上のもの
束縛水:分子レベルで材料の構成物質に束縛されている水のことで、カビの発生には関与しない。
(例)メソポア珪藻土の孔の中に取り込まれた水
木材に含まれている水で、含水量が30%未満のもの

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