偶然の積み重ね
やっとコロナの自粛が終わって、楽しい時間が持てるようになったと思ったら、又オミクロン株の出現で第六波になるのではないかと、心が暗くなります。
毎朝、七時に事務所のカーテンを開ける私の仕事がとても寒くなった今は楽しみです。
柔らかなオレンジの光が対岸の建物を照らし、段々と光が増し変わってゆく。そんな景色を眺めていると、本当にここに住めている幸せを思います。
初めてこの場所に来たのは高校三年生の春休み。
当時、現在事務所になっている場所で夫の母が土産物店を営んでおり、その店へアルバイトに来た時でした。
六十余年の移り変わりをこの地で過ごしてきた私。
まさか八十才の今まで、この地に住んでいるとは、思いもしませんでした。人生は面白い偶然の積み重ねで出来ているのですね。