読書の秋
暑い暑い夏が終わり、秋を駆け抜け寒さがやって来ました。「読書の秋」、唯一の趣味ともいえた本を読むことが、老眼のせいか辛くなってきました。感受性も鈍ってきたのか、書店で棚を眺めても中々購入に至らず、空手で帰宅することもしばしばです。20代の頃は探偵推理小説、特にロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズが好きでした。特に好きな作品は「初秋」。主人公の私立探偵・スペンサーと両親からネグレクトされた少年との交流がメインの、推理小説のカテゴリーからは少し離れた心温まる作品です。
「生まれ変わったらスペンサーになりたい」などと思っていた若い頃が懐かしい。新しい本との出会いも嬉しいですが、この秋は懐かしい本を今時っぽく電子書籍で再読する秋にしようと思います。